なかじま制作という事務所名に込めた意味

中島康晴

隣は市谷小学校隣りには市谷小学校

塗料の重ね塗り塗料の重ね塗り

作れる限りは、何でも自分で作りたい。

ぼくは、木材を切って、組み合わせて、とか、そういったことがしたいんです。(それがどうお金になるのかという話は、ここではおいておいて)
「なかじま制作」という事務所名は、デザイン事務所的な業務以前に、そもそもの「作る」ことに焦点をあててついた名前です。ちなみに「制作」と「製作」は違います。

製作には「品物を作る」という意味があり、
制作には「作品を作る」という意味があるのです。

従って、「なかじま制作は、作品をつくるための事務所」だということになります。

作品を作ることと、仕事をすること

ぼくは、独立した2012年まで、ただぼんやりと「作品をつくる」ということを自分の中の主題にしていました。もし生きるのに「目的」が必要だとして(当時は思っていたような)、それが作品つくりなら、いつまでもやる気を出せるんじゃないか、なんて思っていたのです。

幸いに趣味がグラデーションのように自然と仕事になっていき、今でも作ることを続けられています。

パネルを解体するパネルを解体する

作業場に入り込んだボンド作業場に入り込んだボンド

ものを作ることが好きだし、作ることはかっこいいことだと思っています。
その作品で、ぼくは自分を驚かしてみたい。そして、ついでに自分の仕事としてそれを実現したい。

事務所として仕事でつくるものなんだから、当然、ぼくの(ぼくだけに帰属する)ものなんか作れるものではありません。
つくる作品は発注主との「共同作品」になります。共同作品も同じ。作り終わったあと、良い気持ちで、それはどんな仕事でも同じだと思います。

誤解を恐れずに言えば、「作品」を作るということは、ちゃんと「ぼくがぼく自身であること」を、するということです。発注主と、ぼくが、お互いにちゃんと自分自身であれば、きっと作品はできる。そういう仕事を目指しています。

中島 康晴
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合同会社うとね代表の中島康晴の個人ブログ。仕事のことも仕事以外のこともアウトプットする場所です。デザイナー/フロントエンドエンジニア。3児の父。

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